鈴木猛康工学部教授、修士課程工学専攻2年の渡辺貴徳さん及び1年の奥山眞一郎さんが地区防災計画学会論文賞を受賞
2019年3月5日 トピックス
2019年3月2日(土)に大阪市立大学杉本キャンパス(大阪府大阪市)で開催された、地区防災計画学会主催の2018年度第5回大会において、鈴木猛康工学部教授、大学院修士課程工学専攻土木環境工学コース2年の渡辺貴徳さん及び同1年の奥山眞一郎さん(指導教員:鈴木教授)が、同学会論文賞(室崎賞)を受賞しました。
本賞は、論文を通じ、地区防災計画制度の普及と学会の発展に貢献する業績を挙げた会員1名(組)に毎年授与されるものです。
受賞した論文は、同学会誌第13号に掲載された「一人の犠牲者も出さない広域避難のための地区防災計画」で、鈴木教授が学生2名とともに、山梨県中央市リバーサイドタウン地区の広域避難計画策定支援に適用したリスクコミュニケーションについて、その手法と効果についてまとめたものです。受賞論文の研究成果を踏まえ、同地区は1400世帯4000人の広域避難に関する地区防災計画を策定し、2019年3月に中央市へ提出する予定としています。
鈴木教授は「『地区防災計画』というテーマで研究を行うのは至難の業でした。研究成果をまとめた査読論文が、学術面で評価されたことを大変嬉しく思います。この研究で構築したリスクコミュニケーション手法やツールは、災害に強いまちづくりに活用し、さらに発展させる所存です」と述べています。