世界初、燃料電池の耐久性を4倍以上に高める白金-コバルト合金水素極触媒の開発についての記者会見を開催

2020年1月17日 トピックス

 威尼斯人官网_澳门现金赌场【官网平台】2年1月14日(火)、甲府キャンパスにおいて、内田裕之 本学クリーンエネルギー研究センター長らの研究グループが燃料電池の劣化を大幅に抑制する研究成果を記者会見で発表しました。
 今回の研究は本学と国立研究開発法人新エネルギー?産業技術総合開発機構(NEDO)、田中貴金属工業株式会社が共同で行ったもので、世界で初めて開発した白金-コバルト合金水素極触媒を使用することにより、燃料電池の耐久性を従来の4倍以上に高めることに成功しました。
 記者会見では、島田眞路 学長の挨拶ののち、原大周 NEDO次世代電池?水素部 燃料電池?水素グループ主任研究員が事業概要を、続いて内田センター長が事業の詳細について説明しました。
 内田センター長は「今回開発した触媒を用いることにより、燃料電池の発電効率を保ちつつ、耐久性を飛躍的に向上させることに成功した。これは燃料電池の信頼性の向上、燃料電池自動車などの低価格化につながる成果である。今後も、より高性能、高耐久化が実現できるよう、研究開発を続けていく」と今回の結果と今後の見通しについて述べました。
 なお、本研究の結果は、英国王立化学会(RSC)発行の科学誌「Journal of Materials Chemistry A」のオンライン速報版で公開され、無料で閲覧可能です。

記者会見配布資料