医療強化型宿泊療養施設「ホテルルートイン山梨中央」の再稼働について
威尼斯人官网_澳门现金赌场【官网平台】4年1月9日(日)、ホテルルートイン山梨中央において、新型コロナウイルス感染症の軽症や無症状の患者向けの医療強化型宿泊療養施設「ホテルルートイン山梨中央」※1の再稼働について記者会見で報告しました。
年明けから山梨県内でも新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の陽性患者が確認され、感染者数についても著しく増加しています。
この度、本学医学部附属病院は山梨県からの要請に応え、当院で運営している医療強化型宿泊療養施設「ホテルルートイン山梨中央」を再稼働することとなりました。
会見では、島田眞路学長が「年明けからのオミクロン株の急激な感染拡大により、医療ひっ迫が起こることに危機感を感じていたところ、1月7日に長崎幸太郎 山梨県知事から連絡があり、「医療強化型宿泊療養施設」の再稼働の依頼があった。軽症の患者さんの重症化を防ぐためにも医師や看護師からのケアを受けられるこの療養施設は大変有効であるため、一刻も早く療養施設で患者の受入れができるよう準備した」と再稼働の経緯を説明し、井上修 感染制御部副部長は、「オミクロン株の感染力がとても強く、第5波時の県内の状況を鑑みてもデルタ株の感染状況よりも感染拡大がかなり早い。当院内で準備していた病床は、すでに8割が稼働していて、さらに病床数を増やす準備をしている。今後の県内の感染状況を想定すると療養施設の再稼働が医療ひっ迫を回避する手段の一つとなる」と県内の感染状況について述べました。
また、榎本信幸病院長からは、同宿泊療養施設では常駐する医師が患者の症状に応じて医療措置を行うほか、看護師が健康観察など患者のケアに当たること、宿泊療養から退所後のケアまでシームレスに医療スタッフが患者情報を共有する事が可能となる本学が開発したシステム『SHINGEN(Smart Health INformation Gathering & Evaluation Network)』※2を活用し、健康状態を管理し、容体の変化に即時に対応できる体制を整えていることなど、同宿泊療養施設の運営体制についての説明がありました。
なお、1月12日(水)には、本学で運営しているもう一つの医療強化型療養施設「東横INN富士河口湖大橋」を再開する予定です。
本学附属病院は、今後も新型コロナウイルス感染症対策に全力を注いでまいります。
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※1「医療強化型宿泊療養施設」の運営について
※2 患者情報を一元化するシステム『SHINGEN(Smart Health INformation Gathering & Evaluation Network)』を開発