修士課程工学専攻電気電子工学コース2年の関本淳さんが公益社団法人応用物理学会で講演奨励賞を受賞

2022年9月28日 トピックス

 威尼斯人官网_澳门现金赌场【官网平台】4年9月20日(火)、東北大学で開催された、公益社団法人応用物理学会秋季学術講演会において、修士課程工学専攻電気電子工学コース2年の関本淳さん(指導教員:鈴木雅視 助教、垣尾省司 教授)が第52回(2022年春季)応用物理学会講演奨励賞を受賞しました。
 同賞は、発表件数が数千件を超える春季及び秋季学術講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀な一般講演論文を発表した満33歳以下の若手会員に対して贈られるもので、今回は33名が受賞しました。
 受賞テーマは「GeドープによるAlN膜の極性制御と高次モード薄膜共振子への応用」です。窒化アルミニウム(AlN)膜にゲルマニウム(Ge)をドーピングすることで膜の分極方向が制御でき、またAlN膜とGeAlN膜を積層した分極反転構造多層膜を用いることで、従来のAlN単層膜と比較すると、より高周波動作可能な薄膜共振子が実現できることを実験的に明らかにした研究成果を報告したものです。今後の5G/Beyond 5G通信規格に必須となる高周波数フィルタの高性能化が実現できるデバイスとして期待されています。
 受賞した関本さんは、「多くの研究者の方に自身の研究内容を高く評価していただき大変嬉しく思います。ご指導、ご協力いただいた鈴木助教、垣尾教授をはじめ、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、現状に満足することなく、弾性波デバイス分野の発展に貢献して参りたいと思います」とコメントしています。

※受賞者リスト