柿沼克良 クリーンエネルギー研究センター教授らの論文が米国化学会誌に掲載され、裏表紙にも採用されました
2023年10月26日 トピックス
柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授と史国玉 水素?燃料電池ナノ材料研究センター特任助教らの論文が、米国化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌「ACS Catalysis」に掲載され、裏表紙にも採用されました。
論文の題目は「Nanorod Structuring of IrOx on a Unique Microstructure of Sb-Doped Tin Oxide to Dramatically Boost the Oxygen Evolution Reaction Activity for PEM Water Electrolysis」です。
本研究では、クリーンな水素製造デバイスに必要な新たな電極触媒の開発に成功しました。貴金属の使用量を従来の1/10に削減しながら、その触媒活性を大幅に向上させた点が注目されています。既に量産に向けた検討も進めており、水素製造デバイスの性能および耐久性の向上が期待されています。
柿沼教授は、「今回の成果を社会実装させて、水素社会に貢献する技術に繋げたい」とコメントしています。